ジェルネイル大好きなセルフネイラーさんに話を聞くと、自分で作業しているとうまくいかないことがいろいろあるそうで、よくこんな悩みを打ち明けられます。
・色ムラができてしまってきれいに塗れない
・仕上がりに凹凸ができてつるんと仕上がらない
ポリッシュ(マニキュア)でもそうですが、こういった表面の仕上がりがいまいちになる理由の一つは、ハケ圧です。
筆をぐっと押してしならせて塗る(ハケ圧を強くし過ぎてしまう)と、ムラや表面のぼこぼこにつながってしまうので、筆の使い方というのはとても重要です。
→記事【セルフネイラーさんが知っておくと良い!ムラ&でこぼこを改善!表面をきれいに仕上げる筆の選び方&使い方】
特にポリッシュの場合はこのハケの使い方が、そのまま仕上がりに直結します。全てのハンドストロークを均一の力で行わなければきれいに仕上がらないのです。
しかし、ジェルネイルはこのあたり、あまり神経質にならなくともムラやボコボコを防止することができます。
なぜかというと、ジェルネイルにはセルフレベリングするという特徴があるからです。
では、このセルフレベリングとはなんでしょうか。
◎セルフレベリングとは
ジェルが重力に引っ張られて、自然に周囲のジェルになじみ、平らになること
です。
こちらの写真をご覧ください。
こちらはトップジェルを全体に塗り、その後、一か所だけぽつんとジェルを垂らし、わざと凸感を出した状態です。この状態で約1分間放置します。
すると、ジェルが重力に引っ張られて自然に周囲のジェルになじんでいきます。
最終的に、なじんで平らになりました。
これがセルフレベリングの力です。
ジェルネイルはライトに入れるまで固まりませんから、きれいに仕上げるためにこういった性質を利用するわけです。
つまり、
ジェルを塗った直後は多少ムラがあっても、多少表面がボコボコしていても、ライトに入れる前に30秒ほど待ってください。そうすると、ジェル同士がなじんで平らになり、表面がつるっとしてきます。
30秒後に自分の爪を目の高さまで持ってきて、表面の状態を横から確認してみましょう。おそらく、つるんときれいな状態になっていると思います。
よって、
塗ったら少し待ち、ライトに入れる!
これを是非実践してみてください。そして、どのくらい仕上がりが改善するか試してみてください。
それでもなお、ムラやボコボコが改善しないという方は、以下の記事を参考に、筆の使い方を見直してみましょう。
→記事【セルフネイラーさんが知っておくと良い!ムラ&でこぼこを改善!表面をきれいに仕上げる筆の選び方&使い方】
ムラやボコボコをなくそうと、何度も何度も筆を動かしジェルを触っていた方は、このセルフレベリングの力を知ると、触らなくともジェルがなじんでくるという現象に驚く方もいるようです。作業も楽になりますよね。
ジェルネイルならではの性質を利用して、きれいに美しく仕上げられるようになるといいですね。
コメント